今回はYPWOの演奏会タイトルについてのお話です。
特に副タイトル、これ毎回かなり本気で考えています
演奏会の中身はもちろん一番大事。でも私たちは、それをどう言葉にするか、どう入口をつくるかも同じくらい大切にしています。特に“副タイトル”。ここには、YPWOらしさをぎゅっと詰め込んでいます。
振り返ってみると——
2024 AUTUMN CONCERT
〜心に響く懐かしの旋律〜
YPWOとして、初めての“実験的演奏会”でした。
正直に言うと、この時点では「お客さんは本当は、どんな演奏会を求めているんだろう?」という問いに、まだ明確な答えを持てていませんでした。
そこでプログラムは、いわば様子見。
とにかく“懐かしさ”を軸に、誰もが知っている曲、安心して楽しめる曲を集めた構成になっていました。
副タイトルも、今振り返るとかなりストレートで、凝ったものではありません。
でも、この演奏会をきっかけに、来場者アンケートを丁寧に読み込み、「ただ懐かしいだけではない、もっと刺さる何か」を探し始めます。
ここから少しずつ、YPWOならではの、他ではなかなか見られない演奏会像が形になっていきました。
2025 SPRING CONCERT
〜横浜で描く、音楽と思い出の物語〜
この回は、YPWOのホームグラウンドである栄公会堂での初公演。
そしてここから、毎回の演奏会に明確なテーマを設定するというスタイルが始まります。
ちょうどこのころ、朝ドラ「カムカムエブリバディ」が再放送されていて、その世界観に強く影響を受けた選曲、そしてゲストに同ドラマや地元に縁のある中村恵介氏を迎える構成となりました。
単に「懐かしい曲が並ぶ」だけではなく、音楽を通して物語や人生の時間が立ち上がってくる——そんな感覚を大切にしたくて、このような副タイトルをつけました。
2025 AUTUMN CONCERT
〜巡る世界、国境を超えて紡がれるハーモニー〜
いわゆる「世界の音楽特集」。
もし他の吹奏楽団だったら、「吹奏楽で巡る世界一周の旅」…たぶん、そうなると思います
でもYPWOは、それじゃ物足りない。
単に国や地域の音楽を紹介するのではなく、音楽そのものが国境を越えて、人と人をつないでいく感覚を表現したくて、少し回りくどく、でも余韻の残る言葉を選びました。
そして…
2026 SPRING CONCERT
~甘く淡い追憶と、静かな情熱に包まれて~
YPWOの演奏会は、前半は幅広いお客さまに楽しんでいただける選曲、後半にその回のテーマを深掘りするコーナー、という二部構成が基本スタイルです。
この副タイトルは、その構成をそのまま言葉にしています。
「甘く淡い追憶」は前半のプログラム。
そして「静かな情熱」は、後半のテーマであるブラジル音楽を表現しています。
こうして並べてみると、
どれも曲目を直接説明していないし、分かりやすさ重視でもありません。
でも、それでいいと思っています。
私たちが副タイトルを通じてやりたいのは、「なんだか気になる」「行ってみたい」と思ってもらえる入口をつくること。
ちなみに……
2026年秋の演奏会のテーマや副タイトルも、すでに決まっています
これもまた、YPWOらしいものになりそうです。
音楽も、タイトルも、世界観も、全部ひっくるめて「YPWOの演奏会」。
次はどんな物語が生まれるのか、ぜひ楽しみにしていてください
次回のステージは…
5/16(土)2026 Spring Concert @横浜市栄公会堂 講堂(入場無料・全席自由)
ゲスト:尾花毅(8弦ギター)
「甘く淡い追憶と、静かな情熱に包まれて」と題して、ブラジル音楽に焦点を当てたプログラムをお届けします。
団員募集中!
ウッドベース(ジャズ系)・トランペット・トロンボーン・クラリネット・アルトサックス(上級者のみ)・低音パート(バリトンサックス/バスクラリネット/テューバ)
他楽器もタイミングによって見学可能な場合もありますので、お気軽にお問合せください。



