9月5日の練習風景|目の前の音符を吹く前に、何をイメージするか

この日はディレクター森下滋による指導日。全体練習の柱になったのは、曲を仕上げることよりも、いまの演奏の現状把握と課題の洗い出しでした。

その中で繰り返し出てきたのが、ただ漫然と目の前の音符を吹くのではなく、何をイメージして音を出すのか、という問いです。譜面どおりに音を並べるだけでは、曲らしさまではなかなか出てきません。

全体練習:現状把握と課題の洗い出し

取り組んだのは「シネマ・マンシーニ」「我が心のジョージア」「鈴懸の径」など5曲。11月のAutumn Session 2026に向けた曲です。

いまの演奏がどこまで来ていて、何が足りないのか。ディレクターの耳で一曲ずつ確かめながら、課題を一つひとつ言葉にしていきました。その根っこにあるのが、冒頭の問いです。このフレーズをどう鳴らしたいのか。そのイメージを持たずに音符を追うだけでは、音は並んでも音楽にはなりません。

もう一つ、ディレクターから強く勧められたのが、原曲にあたることです。ポップスやジャズは、吹奏楽用にアレンジされた参考音源だけを聴いていると、元の演奏が持っていたグルーヴや発音、サウンドが抜け落ちてしまいます。原曲を聴いて、そこから自分のパートをどう鳴らすかを考える。YPWOでも普段から大切にしている考え方で、今回の指導でも改めてその重要性を確認することになりました。

木管セクション練習:スローな部分ほど、揃っていなかった

全体練習の前には、木管のセクション練習を行いました。参加人数が多く、部屋に入りきるかが心配されましたが、意外となんとかなりました。YPWOの設立当初は、この日の木管セクションよりも人数が少なかったことを思うと、感慨深いものがあります。

練習の中心は、音数が多く動きの複雑なトゥッティなど、テクニカルな部分を合わせることでした。ところが実際に音を出してみると、難所よりも、むしろスローな部分で動きのタイミングを揃えることのほうが難しい。スローな部分は技術的には簡単なので、あまり意識が向いていません。いざ音を出してみると、吹き方が雑で、それぞれのタイミングが微妙に合っていないことが分かりました。

全体合奏では、こうした細かい部分までは行き届きません。少人数で音を出し、聴き合ってはじめて気づく課題がある。それがセクション練習の醍醐味です。

新しい仲間も増えました

この日は、バリトンサックス、トランペット、ベースの3名が見学に来てくれました。バリトンサックスとトランペットの方からは、入団の意思をいただきました。ようこそYPWOへ。

ここのところ入団者が続き、各パートはかなり充実してきました。むしろ心配になってきたのは、本番のステージに全員が乗り切るかどうかです。次回のホール練習では、ステージのレイアウトをあれこれ試してみることになりました。

次回演奏会

Autumn Session 2026 〜黄金のトランペットが奏でる、至高のジャズスピリッツ〜 日時:2026年11月14日(土) 会場:横浜市栄公会堂 ゲスト:中村恵介さん(trumpet)

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見学を検討している方へ

原曲を聴き、イメージを共有しながら音楽をつくっていく。YPWOの練習は、ジャズ・ポップスの現場を知る指導者と一緒に、そうした音楽づくりを積み重ねる場です。そんな練習に興味のある方は、ぜひ一度見学にお越しください。

募集状況は随時変わります。現在の募集パートや参加条件、見学の流れは、メンバー募集ページでご案内しています。

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