🎶【5/16 2026 Spring Concert、ご来場ありがとうございました!】🎺✨

横浜ポップスウインドオーケストラの2026春の演奏会「甘く淡い追憶と、静かな情熱に包まれて」は、昨日無事に終演いたしました。

会場には400名ほどのお客様にお越しいただき、メンバー一同いつにも増して熱の入った演奏となりました。「毎回楽しみにしているよ」とのお声もいただき、私たちの演奏会を継続的に応援してくださっていることに胸が熱くなりました。本当にありがとうございました🙏

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🌴 今回のテーマ:なぜ市民楽団で「ブラジル音楽」なのか

毎回演奏会後にいただくアンケートでは、「ラテン音楽」「ボサノバ」「サンバ」といったリクエストを多くいただいてきました。一方で、いわゆる「ラテン音楽」とひとくくりにされがちなブラジル音楽には、サンバ・ボサノバ・ショーロといった独自の歴史と感性があります。

今回はそこに思い切って絞り込み、国内ブラジル音楽シーンの第一人者である尾花毅氏をゲストにお迎えしました。8弦ギターという、吹奏楽の舞台ではまず出会えない楽器との共演です。


🎷 選曲意図:吹奏楽 × ギターという、めったにない組み合わせ

正直、企画段階では「吹奏楽とギター、本当に合うのだろうか?」という不安もありました。吹奏楽は基本的に「大きな音」のアンサンブルです。そこに繊細なギターサウンドが入って、ちゃんと聴こえるだろうか。バランスは取れるだろうか。

しかし実際に合わせてみると、想像をはるかに超えるものでした。吹奏楽の厚みのあるサウンドの中で、尾花氏のギターが繊細かつ確かな存在感を放つ瞬間——あの感覚は、私たち自身が一番驚いたかもしれません。

そしてYPWOの選曲は、いつも「懐かしいだけで終わらせない」を心がけています。馴染みのあるメロディーを入り口にしつつ、その奥に「お、こんな曲も?」「こんなアレンジもあるのか」という発見を仕込む。今回もその姿勢で、前半は映画・ドラマ・国内ポップス、後半はブラジル音楽の真髄、という二部構成でお届けしました。


🎼 実は難しかったポイント

ポップスやジャズの演奏は、楽譜通りに吹くだけでは絶対に成立しません。譜面に書かれていないアーティキュレーション——どこを跳ねるか、どこを引きずるか、どこで抜くか。その「行間」を読まないと、ポップスはポップスにならないのです。

これは独学で身につくものではなく、当団ではコーチや上級メンバーが演奏した模範音源を繰り返し聴き込みながら、一つひとつのフレーズを染み込ませていきます。

そしてもう一つ重要なのがリズム隊です。クラシックや吹奏楽オリジナル曲では指揮者がアンサンブルを引っ張りますが、ポップスやジャズでは違います。ドラムがバンド全体を引っ張る。指揮を見るのではなく、ドラムを感じて全員が動く。この感覚の切り替えが、ポップス演奏の難しさであり、面白さでもあります。

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👏 お客さまの反応、そしていただいた宿題

うれしかったのは、舞台側から煽ったわけでもないのに、お客さまから自然と手拍子が生まれたこと。YPWOの演奏は「吹奏楽経験者」だけに向けたものではありません。音楽そのものを楽しんでくださる方に届くステージを目指しています。その意味で、自然発生した手拍子はなによりの手応えでした。

そして、やはり「松田聖子コレクション」は今回も大人気でした。世代を超えて愛されるメロディーの強さを、改めて実感しました。

一方で、率直なご感想もいただいています。「せっかくゲストでギターが来ているのに、ギターがあまり聴こえなかった」「もっと尾花さんの演奏を聴きたかった」というお声です。これは私たちも真摯に受け止めています。

吹奏楽アレンジには、そもそもギターパートが含まれていることは稀です。そこにゲストのギターを合わせ込んでいくので、どうしてもギターの存在感が出しにくい構造があります。ただ「構造的に難しいから」で片付けたくはありません。せっかくお迎えしたゲストの音をお客さまにしっかり楽しんでいただける形を、次回以降の宿題として持ち帰ります

そして、尾花氏ご自身のライブも各所で行われています。今回の演奏会で「もっと聴きたい」と感じてくださった方は、ぜひ氏のステージにも足を運んでみてください。

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🎵 大野雄二氏の訃報に寄せて

今回のプログラムで演奏した「サンバ・テンペラード」は、大野雄二氏の作品です。

ご存じの通り、大野氏は先日逝去されました。追悼公演として演奏したわけではありません——プログラムは半年以上前から決まっていたものです。しかし、結果としてこのタイミングで氏の作品を演奏することになったのは、何かの巡り合わせだったのかもしれません。

「ルパン三世のテーマ」をはじめ、大野氏が日本のジャズ・ポップスシーンに残した影響は計り知れません。私たち市民楽団が日々演奏している曲の多くは、こうした先人たちが切り拓いてくれた地平の上に成り立っています。追悼というより、自分たちの活動の足元を改めて見つめ直す機会として、氏の作品を演奏できたことに感謝しています。


🤖 AIが市民楽団運営を変える──翌日に届く速報レポート

ところで、毎回演奏会で多くのアンケートをいただくのですが、これまで集計と分析には相当な手間がかかっていました。一枚一枚を手作業で集計し、グラフを作り、傾向を整理する。今回も紙のアンケートだけで200枚以上——これを少人数の運営メンバーで担うのは、正直なところ重い負担でした。さらに今回からは紙+Webのハイブリッドで受け付けており、Webアンケートはまだ締め切っていないので、回答数はこれからさらに増える見込みです。

そんな中、今回からはAIを導入し、演奏会翌日にはすでに速報レポートがメンバーに共有される体制になりました。紙のアンケートをスキャンしてAIに読み込ませると、選択式の設問(年代・好きだった曲・満足度など)は相当な高精度で認識・集計され、そこからクロス集計やグラフ作成までほぼ自動。集計から分析までのワークフローが劇的に効率化されました。

正直に言えば、自由記述欄の読み取りはまだ精度が十分とは言えず、ここはこれからの課題です。それでも、選択式の部分だけでもこれだけ自動化できれば、運営の手間は段違いに軽くなります。

市民楽団の運営は、ほとんどがメンバーのボランティアで成り立っています。AIはこうした「やりたいけど手が回らない」業務の強力な武器になります。ここで得られた知見は、また別の機会にYPWOラボでもご紹介していこうと思っています。


🎷 次回・次々回のお知らせ

そして気が早いですが、次回・次々回のお話を少しだけ。

2026年11月14日(土)「Autumn Session 2026」
ゲストは、ジャズトランペッターであり当団金管コーチでもある中村恵介氏。アンケートでも常にリクエストの多い「ジャズ」を本格的に特集します。

2027年5月15日(土)2027 Spring Concert
こちらはさらにチャレンジングな特集を準備中です。アンケートのリクエストをもとにはしているものの、市民楽団の演奏会としてはかなり尖った特集になる予定で、お客さまに刺さるかどうか、正直なところ少しドキドキしています。ただ、YPWOらしい、一般的な楽団の演奏会では体験できないステージになるはずです。詳細は追って発表します🤫


📝 アンケートまだの方へ

会場で配布したアンケート、Web版でも受け付けています会場でお配りしたアンケート用紙に印刷されているQRコードからアクセスいただけます。「あのとき書きそびれた」という方、よろしければご協力ください。皆さまの声が、次の演奏会をつくる原動力になります。

これからも、地域の皆さまとともに、誰もが楽しめる音楽を追求してまいります。今後とも横浜ポップスウインドオーケストラをどうぞよろしくお願いいたします🌟


🎷団員募集中!
ウッドベース(ジャズ系)・トランペット・トロンボーン・クラリネット・アルトサックス(上級者のみ)・低音パート(バリトンサックス/バスクラリネット/テューバ)
他楽器もタイミングによって見学可能な場合もありますので、お気軽にお問合せください。

YPWO演奏メンバー募集中

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